「憧れるのはやめましょう」
2023年WBC決勝戦・アメリカとの戦いの前に大谷翔平選手が発した「名言」は、全世界に広まることとなりました。
それは、この名言で日本が優勝できたから。
なぜこの言葉で優勝できたのか。
それは「憧れるのはやめましょう」の裏に以下のような思いがあったからです。
憧れるのはやめましょう。憧れてしまっては越えられない。
僕らはトップになるためにきた。
今日1日だけは憧れを捨てて勝つことだけを考えましょう。
つまり、
「ただのファンでいるうちは本気の勝負には挑めず、目標を達成することができない」
ということを大谷選手は仲間に伝えたかったのです。
この言葉に多くの日本人が心を動かされたのは、「自分の人生と重なる点があったから」というのも理由の一つかと思います。
自分が子育てをしている中でどんどん出世していく同期、Instagram内に溢れる「良い暮らしをしている」インフルエンサー。
どこか嫉妬心を感じながら「いいなー」と憧れの気持ちを持っている方も多いのではないでしょうか。
私自身も過去、「あの人みたいにどんどん出世して、かっこいい上司になりたい」と憧れの気持ちを抱いていた時期がありました。
しかしどこかで「私は子育てがあるし、もうキャリアアップという目標は叶えられない」と諦めてもいました。
そんな時期に目にした「憧れるのはやめましょう」という名言。
この大谷翔平選手の言葉で、
憧れと嫉妬は表裏一体。
持ち続けていると、上手くいかないことが多くなり目標を諦め、行動が止まってしまう
ということに気づいたのです。
そこから自分の目標達成に集中することができ、現在でも達成に向けて行動し続けることができています。
このように、大谷翔平選手の名言には私たちの燻る気持ちを救ってくれるヒントがたくさん!✨
今回は、キャリアアップという目標や、仕事×育児の二刀流を諦めそうになっているママに向けて、
・背中を押してくれる大谷翔平選手の名言5選&エピソード
・前に進むためのヒント
この内容についてお伝えします💡
名言の背景や行動のヒントを知り、一緒に目標達成に向けて進んでいきましょう🔥
挫けそうな時に背中を押してくれる|大谷翔平選手の名言5選
ここからは、目標達成に向けて背中を押してくれる「大谷翔平選手の名言&エピソード」をお伝えいたします。
各名言の最後に「目標に向けて行動するためのヒント」もつけておりますので、ぜひ仕事や育児に活かしてみてくださいね🌷
<大谷翔平選手の名言5選>
名言1:「今日がダメでも、明日から頑張ればいい」
名言2:「先入観は可能を不可能にする」
名言3:「成功するとか失敗するとか僕には関係ない。それをやってみる事の方が大事」
名言4:「僕はマイナス思考。弱点が見えたらしっかり直して塗りつぶしていきたい」
名言5:「無駄な試合や練習はない」
一つずつご紹介いたします💡
名言1:「今日がダメでも、明日から頑張ればいい」
これは、WBCで思うような成績が出せなかった時や長いリハビリ期間の間に、何度も大谷自身が自分に言い聞かせていた言葉。
どんなに成果が出なくても、常に前向きな姿勢は崩さなかったそうです。
この姿勢は行動にも現れ、毎日トレーニングや試合での出来事をiPadに記録し「これは良かった・悪かった」「明日はこうしてみよう」と日記のように振り返っていたとのこと。
「継続することで成長していく」
まさにそれを体現している大谷選手の言葉には、説得力がありますよね。
◉日記や「3good things」を書く
毎日の振り返りとして、簡単な日記や「3good things」をつけるのがオススメ。
3good things:今日あった嬉しかったことや心が動いた出来事を3つ書くこと
効果としては、
・1日を振り返ることで、明日やるべきことが明確になり「今日できなかったことは明日やろう」という気持ちになれる
・「今日は何もできなかった…と思っていたけど、意外と前に進んでいた」と気づくことができた
このような「前向きな姿勢」を取り戻すきっかけとなります。
私自身も、仕事やスキルアップの勉強が思ったように進まなかった時に「今日は全然ダメな日だった…」と落ち込み、よく行動が止まりそうになっていました。
そのような時期に3good thingsの存在や、「大谷選手が毎日、日記をつけている」ということを知り、実践してみることに。
すると「今日は進んでいないと思っていたけど、自分なりに進めていた」「明日はこういう時間の使い方をしたら、仕事も勉強も満足のいく進め方ができる」ということに気づいたのです。
ママはよく「今日は家族や子どもたちの用事で何もできなかった…」「仕事に追われて、自分の勉強ができなかった…」と感じる機会が多いですよね…
ぜひ簡単な内容で構いませんので、行動が止まりそうな時ほど「1日の振り返り」を行なってみてくださいね。
「明日頑張ればいい!」という気持ちを取り戻し、前に進んでいけるはず!✨
名言2:「先入観は可能を不可能にする」
大谷選手の恩師である、花巻東高校・佐々木監督の言葉。
大谷選手は高校時代からこの言葉を大事にプレーしてきたそうです。
それはすぐ結果となって表れ、当時としては考えられなかった「球速160キロ」を達成。
常に「できないと思ったら終わりだ」と言い聞かせながら投球練習に取り組んだそうです。
また、高卒で日ハムに入団した際も多くのプロ野球関係者が「野球界の常識に反する二刀流なんて無理だ」と批判する中、当時監督の栗山英樹氏と大谷選手だけは「できるはずだ」と果敢に挑戦。
結果、今では世界で大活躍する「二刀流選手」となりました。
「自分で”無理だ”と決めつけたら、夢も目標も叶わない。”できない”と決めつける前にやってみようと思っている」
成果を出し続けられる理由が垣間見られる名言ですね。
「先入観を捨てましょう」と簡単に言えますが、「そもそも何が先入観なのか」を悩まれるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
いきなり先入観を捨てることは難しいので、まずは「”無理だ”と思ったことほどチャレンジしてみる」ということをやってみましょう✨
この「無理だ」と感じていることこそが「先入観」なのです。
例えば、「仕事でどんどんキャリアを積んでいきたいし、昇進もしていきたい。でも、子どもたちとの時間もしっかり確保したい」「でもキャリアと育児を両立させることなど、無理だ」と無意識で感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
私も長く「キャリアと育児の両立は無理だ」と思っていました。
一方で、どんどん出世していく男性社員を見て「彼は家庭がないから仕事に打ち込めるんだ」と嫉妬することも…
そんな時に「先入観は可能を不可能にする」という言葉を見かけ「はっ!」としました。
「初めから無理だと決めつけていたら、何も行動しないことになってしまう。それでは、もしかしたら仕事と育児の両立ができたかもしれないのに、土俵にすら立てないことになる」ということに気づいたのです。
そして私は「会社でキャリアを積む」ではなく、「在宅ワークでキャリアを積む」という選択肢を選ぶことに。
結果、子どものペースに合わせて仕事をすることができている上に、自分の得意分野でキャリアを積み上げていくことに成功!
先入観を持たず「自分の目標を叶えるためには何ができるか」を考え実行した結果です。
ぜひ皆さんも「無理だ」と思ったことほど、「どうやったら無理じゃなくなるか?」と考えてみてください。「正解」じゃなくてもOK◎
出てきた答えを一つずつ試していくことで、「不可能を可能に」することができるはずです✨

名言3:「成功するとか失敗するとか僕には関係ない。それをやってみる事の方が大事」
大リーグ挑戦時の記者会見での言葉。
日本球界に入る際も賛否両論ありましたが、大リーグ挑戦時も「二刀流なんてできるのか」と批判の声が数多くあがりました。
その中での記者会見。ある記者からの「二刀流で失敗したらどうしますか?」とやや皮肉のきいた質問に、大谷選手は堂々と「まずはやってみます」と返答。
「成功するとか失敗するとかの前に、まずはやってみます。”失敗するからやらない”というわけでもないし」
「やっていくうちに、どんどん自身もついていきますし、それが結果につながると思うんです」
よく「成功するかどうか自信がない」「失敗するかもしれないからやらない」という声を聞きますが、大谷選手曰く「それはもったいない」とのこと。
「なんでもやってみないと結果は分からない。やり続けることでしか目標達成は得られない」
日本のみならず世界で大活躍できる理由は「まずはやってみる」という、意外とシンプルなものなのかもしれませんね。
「結果にとらわれず、まずは行動してみる」ということを大事にしてみてください。
「キャリアアップを叶えたい。でも学習の時間を取れるだろうか」
「育児と仕事を両立したいが、これまで失敗続きなのに叶えられるのだろうか」
このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
私も経験があるのですが、このように悩んでいる時は行動が止まりがちになってしまいますよね…
仕事と育児に追われ、自分で決めたはずの「スキル獲得の時間」を設けることに苦戦していた時期、「もう私にはキャリアを積むことはできないんだ」と行動が止まってしまいました。
そんな時期に出会った「まずはやってみる」という視点。
「また上手くいかないかもしれない」という不安で行動を再開できなかった私の背中を押してくれました。
そして毎日少しでも学びを進めることで自信がつき始め、「目標を達成できるかもしれない」と思うようになってきました✨
結果にとらわれず、まずはやってみる。やって見たら成功するかもしれないのに、動かないのはそのチャンスを捨てていることになる
不安なら、その不安が消え続けるまで行動する
毎日行動を続ける中で、このように感じることが多くなりました。
そして、
失敗=終わりではない。目標達成するまで行動し続ける。
これこそが「成功し続ける上で重要な視点」なのではないかと感じます。
特に上手くいかない日々が続くと、そこで辞めたくなってしまいますよね。
そのような時期に行動を止めないためのポイントは、
◉毎日必ず達成できる小さな約束を3つ決めること
です。
「パソコンを開く」「鏡に向かって”おはよう”という」と言った小さなことで構いません。
小さな自分との約束を守り続けることで、どんどん自信がついていきます。
すると「結果にとらわれずまずはやってみる」という考えにもより納得感が生まれます。
ぜひ小さな約束を3つ決め、一緒に少しずつ進んでいきましょう!
名言4:「僕はマイナス思考。弱点が見えたらしっかり直して塗りつぶしていきたい」
意外なことに大谷選手は自らのことを「マイナス思考」と名言しています。
誰が見ても「ストイック」に取り組む姿勢は「不安の裏返し」とのこと。
「良かった時より、悪かった試合の方が記憶に残る。頑張れという声も、自分がマイナス思考の時は”ちゃんとストライクを入れろ”に聞こえるんです」
「自分の弱点があったら、しっかり直していきたい」
誰よりもストイックなのは、「自分の弱点に気づきやすい」つまり「客観的に自分を見ることができる」からこそなのかもしれません。
マイナス思考だからこそ不安を感じやすい。
不安を感じたままでは最高のパフォーマンスができないことを知っている大谷選手だからこそ、ストイックに自分の課題を克服し続ける努力をしているのだと感じます。
「マイナス思考」で「自分に自信がないから成功できない」と感じている方の背中を押してくれる名言ですね。
◉完璧ではない自分を受け入れ、1つずつ潰していく
目標を達成し続けている大谷選手ですら「自分は完璧ではない」と名言しています。
なので皆様もまずは、「自分は完璧な人間ではない」ということを受け入れ、弱点を一つずつ潰していってみましょう。
具体的には、
自分の気になる弱点をリストアップ→毎週1回「潰す日」を決め、対策を講じる
といった対策を行ってみてください。
例えば私の場合だと「人の話をじっくり聞く」ということが苦手なので、(頭の中に様々な考えが浮かびやすく、話の途中に割り込んでしまう)週末になると、夫や子どもの話をじっくり聞く時間を設けています。
いきなり1日中やるのは辛かったので(笑)、「10分間だけ」と時間を決めて取り組んでいます。
この課題をクリアできたら、また違う課題に取り組む予定。
だんだんとゲーム感覚でクリアしていくことが楽しくなるので、ぜひ一つずつ始めてみてくださいね!
名言5:「無駄な試合や練習はない」
この言葉は、記者から「成績が振るわなかった時の練習や試合は、どこかで“無駄だった”と感じることもあるのでは?」と尋ねられた時に大谷翔平選手が答えたものです。
「無駄な練習や試合なんて、1つもなかったと思います。むしろ、失敗したり打てなかった日こそ、「どうやって乗り越えるか」を考えるヒントになる。
その日をどう生かすかだけが、自分の中では大事なんです。」
大谷選手は、少年時代から毎日「野球ノート」をつけているそうです。
内容は、日々の練習メニューや試合結果、明日行うことなど様々ですが、中でも大事にしたのが、
悪かった時に、次に何をすれば課題を克服できるのかを考え、記入する
ということ。
そしてそれを実行に移すまでがセットだそうです。
この行動からも、大谷選手が成績が振るわなかった時や負けた試合こそ大事にしていることが伝わりますね。
◉「できなかったこと」より「どうしてできなかったか?」をメモする習慣をつける
仕事や子育てに追われていると、「今日も勉強ができなかった」「子どもとの時間を作ろうと思ったのに、家事に追われてしまった」と”できなかったこと”に目が行きがちですよね。
そんな時こそもう一歩踏み込み、「なぜそれができなかったのか」を考えてみましょう✨
例えば私の場合であれば、
「土日は子どもたちと過ごす時間が多く、自分のスキルアップにかけられる時間が取れない」
という日が続きました。
その度に「今週末も何もできなかった…」と落ち込むことに。
しかし「なぜ土日に自分の時間が取れないのか」と考えた時に、本当は「自分の勉強時間が取れない」のではなく、「隙間時間でダラダラと勉強を進めていたから、”自分の時間が取れていない”と感じていた」だけだったことに気づきました。
そこから改善したのは、「子どもの時間と自分の時間を明確に分ける」こと。
日中は子どもとの時間に集中し、その分朝や夜など子どもたちが寝ている時間を「自分の時間」に割り当てました。
すると隙間時間でちょこちょこ進めるよりもかなり集中力高く取り組め、量も普段より多くこなすことができたのです✨
一見「隙間時間に進めていたのは無駄だったのでは」と思われるのですが、「子ども時間と自分時間を明確に分けて成果を上げられた」という結果は、この「無駄だと思われる隙間時間作業」があったからこそ生まれたもの。
大谷選手の言葉通り「無駄な経験はない」ですよね✨
ぜひ皆さんも、上手くいかないことや失敗したと感じた時に「なぜできなかったのか」を考えてみてくださいね!
まとめ:上手くいかない経験からこそ「名言」が生まれる
いかがでしたでしょうか?
今回は、「挫けそうな時に背中を押してくれる大谷選手の名言」をご紹介しました。
名言の裏にあるエピソードを知るたびに、「目標を達成し続けるのに特別な才能は必要ない」「地味に思える当たり前のことを続けられる人が成功する」ということを感じます。
そして、「上手くいかなかった時こそじっくり自分と向き合うので名言が生まれやすい」とも感じました。
仕事や育児で慌ただしい日々、「上手くいった!」「目標達成した!」と思う日の方が少ないかと思います。
大谷選手はそのような「上手くいかない日」ほど大事にし、諦めずにコツコツと継続した結果、大きな成功を成し遂げました。
そして現在も行動を止めることなく進み続け、目標を達成し続けている…
「上手くいかなくて辛い」と感じたら、ぜひまたこの記事に戻ってきてください。
行動が止まりそうな方々の背中を押してくれるかと思います。
一緒に目標の実現に向けて進んでいきましょう〜🔥
最後までお読みいただきありがとうございました。