在宅ワーク

【両立することを諦めたら上手くいった】子育て中の在宅ワークが「辛い」と感じたときにできること

「在宅ワーク中に子どもが邪魔してきて、全然作業が進まない…」
「子どもに寄り添いたくて在宅ワークを始めたけど、最近はずっとYouTubeばかり見せている…自己嫌悪」
「子育て中の在宅ワーク、辛いことばかり…もう無理かもしれない」

このブログに辿り着いたみなさま、このように悩み苦しんでいませんか?

今回の記事では「子育て中の在宅ワークが辛い」と感じていた私の過去と、上手くいくようになったちょっとしたコツについてお伝えします。

このブログは発達障害の長男を育てる2児のママ、さとちえが執筆しております。
会社員だった私が長男をきっかけに仕事を辞め、現在は在宅ワークで生計を立てております。

在宅ワークと子育てとの両立、ものすごく大変で難しいですよね…

子どもがお昼寝中に作業しようと思っても、全然寝てくれない…

夜に集中して作業をしようと思っていたけど、すでに疲れ切っていて子どもと寝落ち…

それならばと日中に作業しようにも、子どもたちにYouTubeばかり見せてしまい自己嫌悪。

「何のために私は在宅ワークをしているのだろう」と分からなくなり、落ち込んでしまいますよね。

私も在宅ワークを始めてから、しばらくはこのような葛藤と戦っていました。

そんなときに知った「在宅ワークと子育ての両立は諦める」という考え方。

え…諦める…?
そりゃ諦めたほうが上手くいくことは何となく分かるけど、そんな簡単にできないよ…

そうですよね、分かります。

私も初めて「諦めたら上手くいく」と聞いたとき、ものすごく抵抗がありました。

それでも心のどこかで「私が望んで始めた在宅ワークなのに、いつもイライラして子供たちに迷惑をかけている」この状況をどうにかしたい、とずっと思っていたからでしょうか。

少しずつ「両立を諦めるためにできること」を試していったところ、だんだんと「確かに、両立を諦めたほうが、毎日うまくいくようになったかも💡」と思うようになってきました。

今回は、

・私が「両立は諦めたほうが上手くいく」と思うようになったきっかけ
・試行錯誤した中で見つけた「在宅ワークと子育てを少しでもラクにするコツ」

こちらをお伝えしていきます。

「子育てと在宅ワークの両立が辛くて、どうしたらいいのか分からない」

そう悩むママたちが、ご自身とお子さんのために少しでも前を向いて進んでいくきっかけになりますと嬉しいです。

「私もそうだった」子育て×在宅ワークが上手くいかず辛い日々

私が在宅ワークを始めたのは、次男の育休復帰から半年を過ぎた頃。

当時長男の保育園行き渋りがひどく、「この先会社員を続けることは難しいかもしれない」と感じ退職することに。
(詳細はこちらの記事で紹介しております)

「これで誰にも罪悪感を感じることなく働けるぞー!」と在宅ワークを始めたものの、現実は想像以上に大変なものでした…

・仕事の量が増えるにつれ、土日関係なく働き詰め
・なのに時給単価が上がらず、心身ともに疲弊
・子どもと遊ぶ時間が確保できず、申し訳なさを感じる日々
・「体調不良や登園しぶりの際に子どもに寄り添いたい」と在宅ワークを選んだはずなのに、いざ自宅保育をすると仕事が進まなくなるジレンマ
・「ママあそんで〜」と訴える子どもにYouTubeを見せ、仕事を行う自分に自己嫌悪
・子どもが昼寝をしているときに仕事をしようと思っても、30分足らずで起きてくる…夜は一緒に寝落ち…何も作業が進んでいない!焦る!

子どもと自分のために始めたはずの在宅ワークで、心身ともにダメージを負う日々。

「会社で働くほうが良かったんじゃないか?!」と思うことさえありました。

何より私を苦しめたのが「子どもにイライラして怒鳴り散らしてしまうこと」

「もう邪魔しないで!ママお仕事しているの!」

「あっち行ってて!」

こんな日々につくづく嫌気がさしていた私は、

「もう在宅ワーク辛い。やめてしまおうかな」

そう考えるようになっていました。

初めて知った「両立を諦める」という考え方|子育てと在宅ワークがラクになった

「子育て中の在宅ワークは辛い」「辞めて会社員に戻ろうかな」と悩み続ける日々。

そんな時に、所属している「リモラボ」で「在宅ワークと子育て」というテーマのセミナーが開催されることを知り受講。

これがきっかけで、私の「子育て×在宅ワークライフ」が180度変わることとなります。

そのセミナーの登壇者は、自宅保育を行いながら在宅ワークで月収30万円以上を得ている方。

在宅ワークを始めたばかりの頃は、子育てとの両立に悩む毎日だったそうです。

そんな試行錯誤の日々の中、「何とか子育てと仕事のバランスを取りたい」と行き着いたのが、「在宅ワークと子育ての両立は諦める」という考え方。

これに辿り着いてからは家事育児に対する行動も変わり、全てがうまく回り出したそうです✨

おまけに時給単価も上がり、今では会社員時代の2倍近い収入を得ているとのこと!

羨ましい…両立を諦めただけで収入が上がるなんて…
でも一体「諦める」ってどうやったらいいの?
家事育児に対する行動が変わったって、どう変わったの?
私にできるのかな…

大丈夫です!できます!!

昔から周りの人と同じことができなかった私でもできたので、大丈夫◎

そして私も「両立を諦める」という考え方を取り入れ始めたところ、行動が変化し、なんと収入を上げることができたのです😭

次の章では、

・子育てと在宅ワークの両立を諦めるために行ったこと
・諦めた結果見つけた「子育て中の在宅ワークをラクにするコツ」

をご紹介いたします💡

両立を諦めたら見えてきた|子育て中の在宅ワークをラクにするコツ

お待たせしました。

ここからは「両立を諦めたら見えてきた、子育て中の在宅ワークをラクにするコツ」について、

・在宅ワークと子育ての両立を諦めるために行ったこと
・諦めた結果見えてきた「在宅ワークと子育てをラクにするコツ」

と分けてご紹介いたします。

在宅ワークと子育ての両立を諦めるために行ったこと

両立を諦めるために私が実践したことは、以下の3つです。

初めのうちは「少し難しいかな」と思う内容もありますが、少しずつ「意識」するだけで変わることができるかと思います!

ぜひ「出来そうだな」と思うことから始めてみてくださいね🌷

①大前提「人間の脳の構造的にマルチタスクは無理」と知る
②「手を抜く」ということを意識する
③完璧主義より「完了主義」を意識する
④在宅ワークを始めた目的をもう一度整理する

一つずつ解説いたします💡

①大前提「人間の脳の構造的にマルチタスクは無理」と知る!

これは医学的に証明されているのですが、そもそも人間の脳は「マルチタスクが出来ない」構造になっております。
(関連記事はこちら

にも関わらず、現代人はとても忙しく、仕事や家事、育児とさまざまなことを同時進行で行なっていますよね…

脳の構造的に出来ないことを無理やり行なっているので疲れやすくなりますし、そりゃイライラしたり自己嫌悪に陥ったりするよな…と強く感じます。

なので「在宅ワークと子育て、両立できない…」と落ち込む必要はまったくないのです。

そもそも脳の構造的に無理なのだから。

それでも、

「でも周りの人は両立できている」
「仕事も子育ても上手くいっている」

と感じるかもしれません。

分かります…!「自分以外のママは、子育ても仕事も上手くいっている」ように見えますよね😂

私も何度も感じます。「両立できていないのは自分だけだ」と。

しかし、本当にそうなのだろうか…と考えることがあります。

もしかしたら他の人も「両立できない、上手く回せない」と自己嫌悪に陥っているかもしれない

もしくは、少しでも上手く回すために「どこかで手を抜いている」のかもしれない

そう思いを馳せると、「脳の構造的に両立が無理なら、周りの人も多少なりとも辛い思いをしているのかもしれない」と考えられるようになりました。

「在宅ワークと子育て、両立できなくて辛い」

と感じることもあるかもしれませんが、

「人間の脳の構造的にマルチタスク(両立)は難しい」

ということを頭の片隅に入れていただけると、少し気持ちがラクになるかなと思います🌷

②「手を抜く」ということを意識する

「あれもやろう、これもやろう」と仕事、家事、育児のすべてを行おうとしていませんか?

私は意識しないといまだに全部やろうとしてしまいます…

そんな子育て×在宅ワークを行う中で気づいたのは「頑張りすぎるママほど在宅ワークはキツくなる」ということ。

適度に手を抜きながら行なっているかたの方が、途中で息切れせず長く走り続けられるのです。

「頑張りすぎているママ」は陸上競技に例えるなら、「全速力でフルマラソンを走る」ようなもの。

それではあっという間に疲れ、走り続けられなくなりますよね😭

なので、「適度に力(手)を抜いて行う」ことが長く在宅ワークを続けるためには重要💡

「在宅ワークと子育てをラクにするコツ」のパートで「手を抜くための方法」を紹介していますので、ぜひ試してみてくださいね。

③完璧主義より「完了主義」を意識する

頑張るママほど「在宅ワークも家事も子育ても、全部うまくやりたい!」と、完璧を求めてしまうもの。

私も「完璧主義の代表格」なので、お気持ちとても分かります。

誰かに「完璧にやりなさい」と言われているわけではないのに、どこかで「ちゃんと出来ない自分はダメだ。だから頑張らないと」と思ってしまいますよね…

なので、私含めた完璧主義傾向の強いママにお勧めしたいのが「完了主義」という考え方です💡

完了主義とは、「60%の完成度でOK!とりあえず終わらせることを意識する」というもの。

例えば私のケースで言うと、

・これまで質を求めて何日もかけて書いていたブログを、納得いかなくても1日で1記事を書くようにした
・「洗濯物は畳まない」と決め、回して干すだけでOKにした
(正直、干したままのほうが家族みんな着替えがしやすくなりました笑)

このように、完璧になんでもやろう!ではなく、「内容はともかくとにかく終わらせる」ことを意識。

すると質を求めていた頃に比べ、

・仕事→より多くのブログ記事を書けるようになった
・家事→家事にかけていた時間が短くなり、その分子どもとの時間に回せるようになった

このような効果を感じられるようになりました✨

初めのうちは「完了主義を意識!」と思ってもなかなか上手くいかないかもしれません。
(それで自己嫌悪を感じてしまうのもまた、完璧主義がゆえですよね…わかる!)

それでも頭で意識しているだけで、少しずつ行動が変化していきます!

そしてある日「私、少しずつ完了主義にシフトしているかも…!」と気づくはず。

何かで躓いた時や苦しくなった時に「あれ、私完璧主義を目指していないか…?」とちょっとだけ立ち止まっていただき、「完了主義」を思い出してみてくださいね。

④在宅ワークを始めた目的をもう一度整理する

「どんな理由で在宅ワークを始めたんだっけ…?」と、在宅ワークを始めた目的を改めて考えてみるのも良い方法です💡

これを行うことで、

・目的目標に沿ったタスクが見えてくる
・👆これの達成に関わらない(影響しない)タスクはやらない、という選択ができる

こういったことが可能に◎

例えば私の場合であれば、

・在宅ワークを始めた目的:子どもを優先にでき、かつ自分を大切にできる生活を送る
・そのためにやめること→自分が負担となっている掃除はやらない(夫or外部委託)

こういったことが考えられるようになりました。

すると、目的が再度見えたことで行動計画が立てられ、同時に「手を抜いて良い」ところも見えてくるようになったのです。

そして、

「在宅ワークと子育ての両立は諦めてもいい」
「両立しようと無理して私がイライラしたら、子どもたちに迷惑がかかる」
「それならいっそ両立なんてしないほうが、子どもたちと私の笑顔が守られる!」

そう思えるようになりました。

ここまでご紹介した方法はどれも即効性のあるものではないので、「なんで試してみているのに効果が出ないんだろう」と感じることも多いと思います。

私も「意識を変えるぞー!」と思って始めてみても、「ん?イマイチ変わった実感がないな…」と感じる日々でした。

それでも気づいたら、「最近イライラしていないな」「細かい質にこだわらなくなったな」など、だんだんと変化を感じられるように。

みなさんも少しずつ試してみてくださいね。

気づいた時には状況が好転していること間違いなしです✨

子育て中の在宅ワークをラクにするコツ

ここでは、子育て中の在宅ワークをラクにするコツを3つお伝えいたします。

①やらないことリストを作成する
②子ども時間と仕事時間を分ける
③手を抜く家事を決める

一つずつご紹介いたします💡

①やらないことリストを作成する

家事や育児、仕事、人間関係などで「やらないことリスト」を作成してみましょう✨

これを行うことで、自分にとって大事なことに割く時間を増やすことができます。

私の場合だと、

家事→掃除、ゴミ捨ては夫に任せる。買い物はネットスーパーを利用
育児→無理なトイトレ、お箸トレーニングなどはやらない(保育園に感謝です🥺)
人間関係→心身を抉ってくるような面倒な人とは関わらない

このように苦手なことやストレスとなることは行わず、浮いた時間で子どもと遊んだり、仕事を進めるなどしております。

「やらないことリストを作る」ことは、「在宅ワークと子育ての両立を諦める」ためにも重要なポイント。

これを行うことで、

・「手を抜く」ポイントが分かる
・「完璧主義」を手放す

こういったことができるようになるからです✨

作成する際のポイントは、

・自分にとって苦手なものやストレスになることで、他の人に任せられるもの
・緊急でも重要でもないこと(例えば、長時間のSNS閲覧など生産性がないと感じるもの)

こういった内容を盛り込むことです。

ぜひみなさんも書き出してみてくださいね🌷

②子ども時間と仕事時間を分ける

自宅保育を行いながら在宅ワークを行う場合、思い切って「子どもの時間」と「仕事の時間」を分けることも重要です。

実は子どもが起きているときにダラダラと作業するよりも、思い切って「子どもが寝ている朝や夜に作業をする!」と決めてしまうほうが、作業効率がアップしやすいのです。

そんなことは言っても、子ども時間の時に仕事のことばかり考えてしまいそう…

分かります…私も子どもと遊んでいる時に「あ、あの仕事の件で〇〇さんに連絡しないと」と考えることが多いので…

それでもその場で仕事を始めてしまうと、「ママー!ママー!」と呼ばれ結局作業が中断することに…

そして子どもが声をかけてこなくても、「あ、また子どもより仕事を優先させてしまった…」と自己嫌悪に陥ってしまいますよね。

ならば最初から、

「子どもが起きている時は子どもに集中!」
「子どもが寝ている朝と夜は作業時間!」

と決めてしまうほうが自己嫌悪にもならず、集中力高くそれぞれの時間を使うことができるのです✨

まずは1日で良いので試してみてください。

きっと効果を実感できるはずです!

③手を抜く家事を決める

予め手を抜く家事を決めることも、子育て×在宅ワークをラクにするコツ💡

「やらないことリストの作成」と似ているのですが、ここでは「やらない」というよりも「手を抜く、適当に済ます」という視点で考えてみていただきたいです。

例えば私の場合であれば、

・食器を洗う負担を減らすために、ワンプレートで出す
・洗濯物は畳まず、ハンガーに干したままにする
・手料理の時間を減らすために、カット野菜やお惣菜を使いまくる
・夕飯のメニューはローテーション✨(考える負担を減らす!)
・ネットスーパーを利用する

など、あげたらキリがないほど手を抜きまくっております😂
(指摘してくる夫が、激務で家にいないことが本当にありがたい…)

頑張るママは始めは抵抗があるかもしれません。

なので、まずは一つ!一つで良いので、「これなら少し、手を抜けるかな」という家事を見つけて試してみてください。

一つだけでも手を抜けるようになると、だんだんと色んなことに対して「ほどほど」で取り組めるようになってきます✨

お子さんとご自身を大事にする上でも「ほどほど」は大事なポイント◎

ぜひ、一つずつやってみてくださいね!

まとめ:子育て中の在宅ワークが「辛い」と感じた時にできること

ここまでお読みいただきありがとうございます。

今回は、

・子育てと在宅ワークの両立は、そもそも人間の脳の構造的に難しいということ
・「両立を諦めるために行うこと」「子育てと在宅ワークをラクにするコツ」を一つずつ試してみることで、結果的に子育て×在宅ワークライフが上手く回り出す

こういった内容をお伝えいたしました。

もしかしたら試してみても「子育て中の在宅ワーク、辛いな」と感じる日が続くかもしれません。

その時はまず「好きなことをしてリラックスする」「たくさん寝る」など、心身を休めることを重視してみてください。

仕事、育児、家事と毎日頑張りすぎて疲れていることと思います。

まずは少しの時間でも良いので、体を休めてみてくださいね。

その上で、「この記事に載っている方法を試してみようかな」と思えるタイミングで試してみていただけるといいかなと思います。

少しでも皆様の辛さが軽減されることを願ってやみません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
さとちえ
発達障害の長男を育てる2児のママ。 夫が多忙かつ実家と義実家が遠方のため、5歳と2歳のboysたちをワンオペで育てる日々。 在宅ワークで収入を得ながら家事と育児の両立を頑張っています! 晩酌とおつまみが癒し。