発達障害の子を育てるママさん。
「発達障害の育児が辛い」
「もうママ、育児やめたい」
そう悩み、自己嫌悪に陥っていませんか?
一日中続く癇癪、周囲の痛い視線、発達障害に理解のない夫。
ワンオペ、仕事と育児の両立、将来への不安。
課題が多すぎて心も体もボロボロになりますよね。
「ママをやめたい」
そう思った方にぜひこの記事を読んでいただきたいです。
きっとこう思っていただけるはず。
「ママをやめたいのは私だけじゃなかった」
こんにちは。
発達障害の長男を育てる2児のママ、さとちえです。
今回の記事では、
・「発達障害児ママをやめたい」と思った出来事
・「育児をやめたい」と限界を感じた時に実践できるちょっとしたリラックス方法
についてお伝えいたします。
この記事に辿り着いてくださった発達障害児ママさん、今日まで本当にお疲れ様です☕️
毎日育児に家事に仕事に…わたしたち、本当によく頑張っていますよね😭
こんなに大変な毎日、ママをやめたくなって当然!
私も何度も何度も「育児やめたい!」と思いました。
そして今でも心が折れそうになる日があります。
今回の私の体験記を通して皆さんが、
「もう少しだけ頑張ってみようかな」
そんな気持ちを取り戻していただけたら嬉しいです。
「今日ママをやめます」育児をやめたくなった瞬間5選
ここからは、「私が発達障害の育児をやめたくなった出来事」について5つお話ししたいと思います。
①公園で癇癪を起こされ他のママたちの視線が痛かったとき
②ショッピングモールで「おもちゃが欲しい」と延々泣き叫んだとき
③1日中癇癪を起こし続けたとき
④偏食がひどく作ったご飯を一口も食べないとき
⑤行事に参加できずただ泣き続けているとき
一つずつご紹介いたします。
①公園で癇癪を起こされ他のママたちの視線が痛かったとき
長男が3歳を迎える頃は特に癇癪がひどい時期でした。
まだ発達障害の可能性は指摘されてはいなかったものの、私の中で「この子は何か障害がありそうだな」とは感じていました。
癇癪が続くストレス、「もしかして発達障害なのでは?」と不安になる日々…
そのような中でママ友たちと会い話をする時間は、私にとって一瞬でも心が落ち着く瞬間だったのです。
ところが癇癪がひどかった長男は、所構わず癇癪を起こすように。
当然それはママ友たちと遊んでいる公園においても変わらず。
順番を守れない、お友達のおもちゃを取り返す、お友達に指摘されると癇癪を起こす…
私が間に入ろうものなら「ママ!あっち、いって!」とさらに癇癪に拍車がかかる…
最初は「大丈夫だよ〜」と見守ってくれていたママ友たちも、会うたびに大声で癇癪を起こす長男に嫌気がさしてしまったのか、
徐々にひとり、またひとりと、いつも行く公園から姿を消してしまいました。
そしてついに長男と私だけに。
やっぱり避けられてしまったんだ
もう誰も私たちとは遊んでくれないんだ
この子さえ癇癪を起こさなければ…ママ友たちと楽しく話ができるのに…
何も気にせず遊び続ける長男を横目に、日々の癇癪対応でストレスと疲労を感じていた私は、
「もういやだ。この子の育児をやめたい」
と、しばらく涙を流し続けていました。
②ショッピングモールで「おもちゃがほしい」と延々泣き叫んだとき
癇癪のひどかった3歳前後頃、ショッピングモールに遊びに行くたび、
「おもちゃほしい〜!!かって〜!!」
と泣き叫び続ける長男…
この頃、次男の出産準備で頻繁にショッピングモールに行っていたのですが、だんだんと
「今日も癇癪を起こすのかな…」
と出発前から憂鬱な気分になっていました。
ショッピングモールの構造を理解し始めていたので、おもちゃコーナーを避けつつ買い物をしようにも、
「あっち!あっちにおもちゃ!」
と長男もおもちゃのある場所をすでに把握済みでした。
無視して買い物を続けましたが、次第に癇癪の勢いが強くなる。
終いには「おもちゃー!!!」と言いながら私の手を振り解き脱走する始末。
「ダメだよ!今日は買わないって約束したよ?」
と言っても、当然聞く耳持たず。
買い物も中途半端に、暴れ続ける長男を抱えて帰路につくしかありませんでした。
毎日毎日、どこで何をしていても癇癪。
自分の納得のいかないことがあると、ずっと泣き叫ぶ。
このような日々に「やっぱり発達障害なのかな」という疑念が拭えなくなっていた私は、
普通の子がよかった
発達障害の子なんて育てたくない
そう思い落ち込む毎日でした。
③1日中癇癪を起こし続けたとき
最近も1日中癇癪を起こし続けることはありますが、中でも3歳を過ぎたあたりの時期は特にひどかったように思います。
些細なことで癇癪を起こし、いっとき収まるものの、また何かのきっかけで暴れ続ける…
「プラレールのレールがうまくつなげない!」
「なんでカレーなの?!からあげがたべたい!」
「トイレいやだ!いかない!(そして漏らす)」
「この服いやだ!きのうきた服がいい!」
………
夕方が近づくにつれ、疲労が蓄積し始めた長男の癇癪はさらに勢いを増し、
同時に私のイライラも溢れ出すようになっていました。
「そんなにイヤなら食べなくていい!」
「もうママ知らない!勝手にして!」
泣き叫ぶ長男。
嫌気がさして無視を続ける私。
1日を終えた夜は、疲労、後悔、自己嫌悪、絶望、不安、さまざまな感情で涙が止まらず…
長男の寝顔を見ながら「発達障害 癇癪」をひたすら検索するだけの時間を過ごしました。
こんな毎日はもういやだ
あんなに「イヤイヤ」が続くなんて、この子は発達障害なの?
発達障害なんてイヤだ。
そんな子の育児なんてしたくない。やめたい
携帯をスクロールすればするほど見たくない情報だらけ。
毎晩長男を見ながらひたすら泣くことしかできませんでした。
④偏食がひどく作ったご飯を一口も食べないとき
長男(5歳)は現在に至るまで、ひどい偏食が続いております。
今でこそ少しずつ食べられるものが増えていますが、2年ほど前までは「白米と肉」しか食べない子でした。
そんな中で長男の栄養が心配であった私は、「なんとか色々なものを食べてほしい」と試行錯誤しながら料理する日々。
・本人の好きな新幹線や電車の食器で食事をする
・野菜などは小さくしたり、ハートや星形の形に切り抜いて出してみる
・舌触りを良くするために、すりおろしてみる
・本人の好きな食べ物に混ぜる
・味付けを変えてみる
・一緒に料理をしてみる
・料理にこだわらず、サプリメントで補う
ネットを検索し、あらゆる偏食対策を試していました。
しかし、どれも長男にはヒットせず。
テーブルには一口も食べられない料理たちが、しんとした姿で置かれていました。
「これ(おかず)いらない。ごはんおかわり」
2合炊いたはずのお米がすごい勢いでなくなっていく。
ついでにちょっとお値段のするドラえもんふりかけまで…
この料理たち、どうしろと?
何時間もかけて作ったこの時間…ムダだったな。
もう料理したくない、誰も食べてくれないなら作る意味なくない?
ひたすらお米を食べ続ける長男をみて、「私ってなんのためにいるんだろう」「もう、料理も育児もやめたい」と落ち込む毎日でした。
⑤行事に参加できずただ泣き続けているとき
長男は環境の変化に弱く、特に保育園の行事を苦手としております。
当然運動会もそう。
同じクラスの子が楽しそうにママやパパに手を振っている中、長男はひたすら大声で泣き続けていました。
クラスの列にも並べない
かけっこも走らない
クラスの写真撮影の輪にも入れない
他のクラスの競技中でも大声で泣き続けるので、終いには先生と一緒に会場の外で待機する始末。
他の親御さんの視線も痛く、私も下を向きながらそそくさとその場を後にしました。
他の子は楽しそうに競技に参加していた
自分の子は何一つできない
周りの人がジロジロ見てくるのが本当に恥ずかしいし、悲しい
泣き喚く長男が私を見つけ抱きついてきても、
「他の子と違うこの子がイヤだ」
という感情に支配されていた私は長男に冷たい態度しか取れず、そんな自分がさらに嫌になるという悪循環に陥っていました。
「発達障害児の育児、限界」と感じた時に試してほしいこと3選
ここまで「私が発達障害児の育児をやめたいと思った出来事」をお伝えしてきました。
当時はとにかく長男への対応に必死で、毎日をなんとかやり過ごすことしかできませんでした。
癇癪の悪化から2年、ようやく発達障害の特性に応じた対応ができるようになったと感じます。
また、同時に「発達障害の育児が限界」「もう育児やめたい」と思ったときの自分なりの対処方法も発見💡
ここでは、私が試して効果のあった「発達障害の育児に限界を感じた際に試してみてほしいこと」を3つご紹介しようと思います。
「これやってみようかな」と思えるものがありましたら、ぜひおひとつからでも良いので試してみてくださいね🌷
①育児漫画やYouTubeの発達障害系の動画を見る
今は色々なアプリやSNSで育児漫画を読むことができますよね!
私も「育児やめたい…」と感じる日には、ひたすら育児漫画を読んで元気をもらっています。
さまざまなタイプの育児漫画がありますが、私は「感動系」や「ちょっとミステリアス系」の育児漫画がオススメ💡
読み終わった後に「子どもたちを大切にしよう」と思えるものが多いように感じます!
また、YouTubeで発達障害関連の動画を見るのもオススメ。
特に「発達障害児との1日」などのルーティン系は、「これうちも〜!」「わかる!!これ大変なのよ!」と共感場面が多いので、「辛いのはうちだけじゃないんだな」と安心感を得られます◎
育児漫画もYouTubeの動画も本当にたくさんありますので、ぜひお気に入りのものを見つけてみてくださね🌷
②思いっきり泣く
とにかくひたすら泣く、というのも気持ちがスッキリするように思います💡
「どんなに辛くても泣いてはいけない」
「特に子どもの前では泣いてはいけない」
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのような方にこそ、ぜひ思いっきり泣いてみてほしいです。
「育児やめたい」と限界を感じた夜、お子さんたちが寝静まったあとに感動系の動画や漫画を読みながら、たくさん泣いてみてください。
涙にはデトックス効果があります。
泣くことで、自分が抱えている感情を涙とともにすべて外に出すことができるので、結果気持ちがスッキリするのです💡
そして「子どもの前では泣いてはいけない」という定説。
確かに頻繁に泣きすぎるのはよくないかもしれませんが、育児が辛く限界を感じている時に堪えきれず泣いてしまうことはむしろ、子どもにとっても学びになるのではないかと感じます。
私も長男の前で何度か泣いたことがあります。
「もうママはママをやめたい、疲れちゃった」
その様子を見た長男は、
「ママ、きょうはママが疲れちゃったから、〇〇が自分でやるよ」
と言い、これまで私に何度言われてもやらなかった食器の片付け、手洗いうがい、お着替えを自分一人でやってくれました。
「子どもの前では泣いてはいけない」
「どうせ何かを言っても子どもに私の辛さは伝わらない」
と思っていた私の固定観念が崩れた瞬間でした。
お子さんは意外とママのことをよく見ていて、ママのことをよく理解しています。
それがたとえ発達障害を抱えていようとなかろうと。
「ママ、今辛いんだ…だから一緒に〇〇をしてくれる?」
育児に限界を感じた時は我慢せず、お子さんの力も借りてみてくださいね🌷
お子さんも「大好きなママの力になれた!」と嬉しくなるはずです。
③ジャーナリングをしてモヤモヤやイライラを書きまくる
発達障害の育児に限界を感じ気持ちが落ち着かないときには、ジャーナリングをするのもオススメです💡
ジャーナリング:自分が今感じていることをノートにひたすら書いていき、気持ちの整理を行うこと
ノートに書き出すことで、
・感情を外に出すことができ、デトックス効果がある
・自分の考えを可視化できるので、気持ちの整理や今後の対策を見つけることができる
このような効果が期待できます。
先ほどご紹介した「ひたすら泣く」を試しても泣けなかった方には、こちらの方法がオススメ🌷
誰に見せるわけでもないので、思ったこと、感じたこと、考えたことをどんどんノートに書いてみてください。
だんだんと気持ちが整理され、「もう少し育児、頑張ってみようかな」と少しずつ前を向けるようになるかと思います。
最後に:発達障害の育児をやめたくなったら
特性を抱える子の育児、毎日本当にお疲れ様です☕️
私の体験を通し、少しでも「育児、頑張ってみようかな」と思っていただけておりますと嬉しいです🌷
発達障害の育児は何かと孤独を感じやすいですよね…
周りからの視線もとても痛いかと思います。
そんな大変な状況の中で「もう育児限界!やめたい!」と感じたら、またこのブログに戻ってきてくださいね。
みなさんはひとりじゃないです。
発達障害の育児に苦戦している、「みなさんの仲間」がたくさんいます。
辛くなったらまたこの記事や、他の記事も読んでみてくださいね。
きっと「また育児頑張るぞ!」という気持ちになれることと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました☕️
