「今日も子どもたちを怒ってしまった…」
「育児も家事も仕事もどれも中途半端で自己嫌悪…」
「もうワンオペ育児しんどい。限界だよ…」
もしこのように感じてこの記事に辿り着いたなら、ぜひこのまま読み進めてみてください。
きっと気持ちがラクになると思います🌷
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全国のママさん、今日もお疲れ様です☕️
発達障害の長男を育てる2児のママ、さとちえです。
この記事では、現役でワンオペ育児中の私が「限界だ…」と感じる瞬間や「しんどい!」と思った時のちょっとした工夫についてお伝えします。
ワンオペ育児、本当に大変ですよね。
いまだに私も「しんどい、限界」と涙を流しています。
特に我が家の場合、
・長男に発達の特性があり、癇癪がひどい
・夫が多忙で土日もいないことがある
・実家、義実家ともに新幹線で2時間ほどの距離
という、なんともしんどい状況…
「いいかげんにして!」と大声で怒鳴り警察に通報されてしまったことや、
「もう限界!」と子どもたちを残して家を飛び出してしまったこともあります。
その度に「子どもたちを傷つけてしまった…」と自己嫌悪に陥り、
毎晩子どもたちの寝顔を見ながら
「もうこの子たちに嫌な思いをさせたくない」
「でも私ももう頑張れない。限界」
と涙する日々…
なので、ワンオペ育児で限界を迎えている皆様のお気持ちが痛いほどよく分かります。
今回の記事では、私のワンオペ育児の様子をリアルにお伝えするとともに、
・ワンオペが限界な中で効果のあった息抜きのコツ
・ワンオペを少しでも楽にする方法
についてご紹介いたします。
「ワンオペ育児が限界…」と涙を流しながらこの記事に辿り着いてくださった皆様が、少しでも気持ちがラクになり、「ちょっとこの方法試してみようかな」と前を向くきっかけになりますと幸いです🌷
【実録】ワンオペ育児|私が限界を感じた瞬間
ここでは、私が特にワンオペ育児で限界を感じた出来事をお伝えいたします。
これまで何度も「ワンオペ限界。しんどい」と感じているのですが、中でも特に強く感じた時のことを2つお話ししたいと思います。
・虐待疑いで警察が来た話
・子どもたちを残し家を飛び出した話
虐待疑いで警察が来た話
その日は夫が1週間の出張中。
ワンオペ生活も5日目に入り、心身ともに限界に近づいていました。
中でも私を苦しめたのが、
・当時3歳の長男の登園しぶり
・産後2週間の次男のお世話
(※実家の母が病気治療中だったため、里帰りしていませんでした)
生まれたばかりの次男は頻回授乳や夜間のお世話が必要な状況。
寝不足で心身ともにボロボロな中、毎朝長男が癇癪を起こし保育園に行けない日々が続いたので、結果1日中2人の育児をすることに…
私の体はすでにボロボロな状態でした。
その日は朝から長男の癇癪がひどい日。
余裕のなかった私は何度も「うるさい!そんなに嫌なら家出てって!」と叫んでいました。
その度に長男の癇癪に拍車がかかる…
1日中長男の叫び声と私の怒鳴り声が家中に響いていました。
夕方が近づくにつれ、疲労が溜まってきた長男の機嫌がさらに悪くなり、
加えて、1日中よく寝られなかった次男の機嫌も悪くなり、こちらも延々泣いている…
「もう限界。誰か助けて」
そんなことを思っていた時に鳴った突然のインターホン。
見ると、警察の制服を着た男女が4、5人ほど立っていました。
「…え?」
背筋が凍り、全身の身震いが止まらない。
「すみません。ちょっと近所の方から連絡があったので、ご様子確認してもいいですか?」
冷や汗が止まらず、声も上手く出せない。
玄関のドアを開ける自分の手が震えているのだけは確認できました。
「お邪魔します。お母さんはこっちでお話し聞かせてください」
仰々しく警察手帳を出されても、これが現実なのか夢なのか判断がつかない。
何人かの警官が子どもたちの服を脱がして「虐待の跡がないか」を確認しているのを横目に、なんと聞かれているのかも、なんと答えているのかも分からない状況。
「私たちはどうなるんだろう」
「子どもたちと離れ離れになってしまうのだろうか」
そんなことをずっと考えていました。
結果的に「虐待はなし」と判断していただきましたが、最後に警察の方に言われた「お母さん、大変かもしれないけど子どもには優しくしてね」の言葉だけは、なぜか今に至るまではっきりと記憶されることに…
ボロボロな状態の私の心がさらに抉られたから、かもしれません。
「やさしくできるなら、最初からあなたたちのお世話にならないよ」
恐怖から解放された涙なのか、さらに深く傷ついた涙なのかも分からず、キョトンとする子どもたちを抱きながらしばらくむせび泣いていました。
子どもたちを残して家を飛び出した話
警察が家に来て以来、「誰が通報したのだろう」「私が怒るとまた警察が来るかもしれない」という不安を抱え、より一層ストレスを感じる日々が続いていました。
同時に、「私がいない方が子どもたちは幸せなのではないか」と考えるようにも。
夜な夜な一人で暮らすことを想像しては、
「子どもたちがいない生活もいいのかもしれない…」
「…そんなことを考える自分がいやだ…」
と涙を流す日々でした。
そんな毎日が続く中、またしても夫が1週間の出張。
相変わらず長男の癇癪や次男の頻回授乳、夜泣きが続いていました。
イライラする、眠い、体が重い。
些細なことで叫びそうになる自分を、必死で押さえ込んでいました。
なんとかイライラが鎮みはじめた頃、長男が「プラレールが上手く繋げない!」とまたしても癇癪。
そして、持っていたプラレールを生後1ヶ月の次男めがけて投げたのです。
「あ!」
すぐに反応し次男をガードしたので当たりませんでしたが、私の怒りは再燃。
パーン!
思わず長男の頬を叩いてしまいました。
…
渋い顔をして泣くのを必死で我慢する長男。
立ち尽くす私。
やってしまった…
もう無理…
こんな毎日がこれからも続くなんて…
限界。
完全に糸が切れてしまった私は次男を寝室のベビーベッドに寝かせ、カバンにちょっとした荷物を詰め込み家を飛び出しました。
玄関まで追ってきた長男の「ママ、いかないで」という声に目もくれず。
「もう無理!もう無理だよ!限界!」
冷たい雨が降る中、しばらく泣きながら歩いていました。
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10分ほど経った頃だんだんと冷静になってきていた私は、「子どもたちは大丈夫だろうか」と不安に。
「私を追って家を飛び出していないだろうか?」
「マンションから間違って落ちていたらどうしよう」
急に恐怖に襲われ、家の方向へ走り出しました。
「どうしよう…」
「外に出ていませんように。家にいますように。」
マンションが見え始めた時、傘も刺さずに立っている小さな姿が見えました。
もしかして…
だんだんとはっきり見えてきて確信。
長男でした。
やはり、私を追って外に出ていたのです。
傘も刺さずにびっしょり濡れた長男は、涙なのか雨なのか顔中ぐしゃぐしゃになっていました。
「ごめん!ひとりにしてごめん!」
後悔でいっぱいになっている私に長男が一言。
「ママ、おかえり」
全身冷えきった長男の言葉がやけに温かく、「この子たちをもう一人にはしない」と決めた瞬間でした。
【対策】限界を感じた時のちょっとしたコツ3選
ここからは、ワンオペ育児に限界を感じ続けている私が「しんどさが和らぐ」と感じた息抜き方法についてご紹介いたします。
①ベランダに逃げる
②YouTubeやUberEatsを利用する
③夜の楽しみを作る
一つずつ解説いたします💡
①ベランダに逃げる
ワンオペ育児でイライラが最高潮、どうしても子どもたちを怒りそうになった時や限界を感じたときには、すぐにベランダに出るようにしています。
子どもたちから離れ外の空気を吸うことで、ヒートアップした気持ちが落ち着くという効果を実感中◎
ベランダであれば、子どもたちの様子も確認できるので安全ですよね✨
私は気持ちが落ち着くまで20分以上いることもあります 笑
簡単に試せる方法かと思いますので、ぜひ行ってみてくださいね。
②YouTubeやUberEatsを利用する
「ワンオペ限界!」「今日はもう文明の力に頼りまくろう!」と決めたら、トコトンYouTubeやUberEatsを利用しています。
最初は「1日中YouTubeを見せておくなんて、ダメなママだ」と落ち込んでいましたが、私だけじゃなく多くのママが利用していることを知るにつれ、罪悪感も薄れていきました。
オススメのチャンネルは以下です👇
・シナプしゅ
・トレインキッズ
・とれたんず
また、UberEatsもワンオペ限界ママの強い味方✨
特にしんどい日には朝から3食利用する日もあります!笑
(夫のお金を”ありがたく”使わせていただいております🙇🏻♀️笑)
ママも好きなものを食べて、少しでもホッと一息ついてくださいね☕️
③夜の楽しみを作る
子どもたちが寝静まった後の楽しみを作るのもオススメです!
私は晩酌🍷そしてYouTube📺
好きなおつまみを用意し、ソファーにどーんと座る瞬間が本当にたまりません!
例え部屋中がおもちゃだらけであろうが、1週間掃除できずに埃が目につこうが、
もうそんなの関係ねぇ〜!
今日は(今日も)とことん自分を甘やかして疲れた体を癒します☺️
ぜひみなさんも育児退勤後のお楽しみを作って、少しでもリラックスしてくださいね。
【気持ちが落ち着いた時に】ワンオペをラクにするコツ3選
ここからは限界を迎える前に行える「ワンオペをラクにする方法」についてご紹介いたします。
「もう限界…」という気持ちが落ち着いた時で構いません。
少しずつ読んで試してみてくださいね。
①夫に現状を把握してもらう
②ベビーシッターを検討する
③仕事が大変なママへ:在宅ワークという選択肢
一つずつご紹介いたします。
①夫に現状を把握してもらう
ワンオペ育児の限界を打破するには、やはり身近にいる旦那さんに現状を把握してもらい、少しずつサポートしてもらえることが重要かなと思います。
とはいえ、なかなか理解してもらうのにも時間と労力がかかりますよね…
我が家の夫も5年間現状を伝え続け、最近よーーやく理解し始めたように思います…
一番効果のあった方法は「ワンオペ育児の様子を動画におさめる」です。
最初はTikTokの素材として撮影していたのですが、編集しながらふと「これを夫に見せたら少しは私の大変さを分かってくれるのではないか…?」と閃きました。
そこで編集前のワンオペ育児の様子を夫に見てもらうことに。
最初はめんどくさそうにしていた夫も、次第に食い入るようにじっと見ていました。
そして見終わって一言、
「俺はこんなに大変な思いをさせていたのか…毎晩飲みに行ってごめん」
その日以来、毎晩飲みに行くことはなくなり1ヶ月に1回は定時で帰ってくるようになりました。
ちなみに…現在の飲み会の頻度は週に1、2回です。
これが多いのか普通なのかは分かりません😂
ただ、最近は「むしろ夫がいない方がラクなのでは?」とも思い始め、夫の飲み会が楽しみな自分もいます…笑
話が逸れてしまいましたが、もし自分で動画を撮ることが難しい場合には、YouTubeで「ワンオペ 育児」で調べると動画がたくさん出てくるので、そちらを見てもらうのも効果的です💡
旦那さんに理解してもらうのって、本当にこちら側の労力が削られますよね…
ワンオペ育児の限界を打破するためには重要なことではありますが、あまりにも旦那さんの受け入れが難しい場合には無理しないでくださいね。
次では、旦那さんの受け入れが難しい場合でも試せる「ワンオペ育児をラクにするコツ」をご紹介いたします!
②ベビーシッターを検討する
ワンオペ育児で限界を感じる時には、ベビーシッターの利用もオススメです◎
ベビーシッターと聞くと「値段が高くて気軽に利用できない」と感じる方や、「悪い人がきて子どもを傷つけられたらどうしよう」と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし最近のベビーシッター制度は、
・昔に比べ、手頃な料金で利用できる(地域によるが、1時間1500円〜3000円)
・シッターのプロフィールを見ながら、自分で選ぶことができる
といった特徴があります。
ベビーシッターのプロフィールはかなり充実しており、過去の経歴や家族構成なども把握することが可能に◎
「どんな人が来るか分からない…」という不安を、事前に少しでも解消できる仕組みになっています。
私もワンオペ育児の限界を感じそうな時には、事前に民間のベビーシッターを依頼しています。(夫が長期の出張で不在になる時や、自分のホルモンバランスが崩れそうな月経前など)
当初は不安もありましたが、いざ利用すると「大人が複数いることのありがたさ・快適さ」から抜け出せなくなりました😂
現在でも月に1度はいつものベビーシッターさんに来ていただき、家事・育児を手伝っていただいております。
また、最近は市町村でも「ベビーシッター派遣業務」を行なっているところがあります。
市町村の制度を利用することで料金がかなり抑えられますし、ベビーシッターへの安心感もより強くなりますよね◎
お住まいの市町村のホームページをご覧いただき、ぜひ利用を検討してみてください。
③仕事が大変なママへ:在宅ワークという選択肢
「仕事が大変だ…」と感じるママに、「在宅ワークという働き方もある」ということを知っていただけると嬉しいです。
在宅ワークはその名の通り、自宅で行える仕事を請け負い収入を得ていくワークスタイルのこと。
例えば、
・事務代行業務(会社で言う総務や人事の仕事をすべて自宅で行う)
・デザイナー
・動画編集(YouTubeなどの動画を作成する仕事)
など、このほかにも多岐にわたる在宅ワークの仕事があります。
詳しくは近日公開予定の「在宅ワークってなに?」という記事でご紹介いたしますので、そちらもぜひ読んでみてくださいね。
また、私が在宅ワークを行うようになった経緯については下記の記事でご紹介しておりますので、参考にしていただけますと幸いです🌷

最後に:あなたはひとりじゃない
ワンオペ育児で限界を迎える中、ここまでお読みいただきありがとうございます😭
私がワンオペの限界を感じた時のお話を赤裸々にお伝えさせていただきました。
なかなか重い話だったのではないでしょうか…?笑
現在はベビーシッターやママ友、保育園の先生、長男の療育先の方々にも支えていただき、当時ほど辛い状況には陥っていないかな、と思っております。
それでも長男の癇癪と次男のイヤイヤが同時多発的に起こると「もう嫌だ!無理!」となることも多いです。
何度も言いますが、ワンオペは本当にしんどい!
それでも子どもが可愛いから、何度転んでも立ち上がれる!
そう、感じております。
今これを読んでくださっているみなさんにお伝えしたいのは、
「あなたはひとりじゃない」
ということ。
ワンオペが辛くなったら、いつでもこの記事に戻ってきてくださいね。
今回ご紹介した方法をひとつでも試していただき、「また明日もがんばろうかな…」と少しでも思っていただけると嬉しいです☺️
最後までお読みいただきありがとうございました。