こんにちは!
発達障がいの長男を育てる2児のママ、さとちえです🌷
このブログでは、発達障害児ママがキャリアを諦めず
育児と仕事を両立しながら在宅ワークで月収30万円を達成する過程を
お届けしております!
今回は「発達障がい児ママがやっておくべき小学校の準備」についてお伝えします。
何を準備したらいいのかも分からないし…
そう思われたかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、市町村で行われる就学相談も年長が対象ですし、お子さんの様子も1年でぐっと変化しますので、今すぐに考える必要はないかもしれません。
しかし年中が終わる今から少しずつ動き始めることで、年長から本格的に始まる就学準備に向けて良いスタートを切ることができるのです。
長男も現在年中が終わろうとしていますが、昨年末あたりから行動し始めたことで年長への良い橋渡しができるビジョンが見えてきました✨
💡5月から受付をスタートする「就学相談」の情報を知れた!
💡小学校入学に向けて必要な発達外来の予約を取ることができた!(通常1年待ちです)
💡保育園や療育と小学校に向けた支援方針を固めることができた!
そこで今回は、私が実際に行ってよかった「年中からできる就学準備について」ご紹介いたします。
もちろん年長に上がっている方でも「今読めば」遅くないので、ぜひ参考にして動き出してみてください!
「小学校どうしよう…」と漠然とした不安を感じているママが、「少しずつ動き出してみよう」と思っていただけますと幸いです🌷
動き出すなら早いほうが良い!
小学校の準備内容についてお伝えする前に、私が「就学準備は早く動き出したほうが良い」と感じている理由についてお話しします。
①年長の1年間は忙しい
②子どもをサポートする体制が整うのに1年近くかかる
③就学までの1年間の全体像が見えることで、迷いなく行動ができる
一つずつ解説いたします💡
①年長の1年間は忙しい
ママ友や保育園の先生によると「年長の1年間は秒で過ぎ去る」とのこと。
理由としては、保育園(幼稚園)生活が最後となるので園での行事が多くなること、発達障がい関わらず小学校の準備に追われる、ということが挙げられるようです。
ただでさえ忙しい時期に、発達障がい関連の準備が上乗せされると、ママは忙殺されてしまいますね…
普段から仕事や育児でバタバタしている中、就学問題が重なると…
考えただけで身震いしてしまいます。
よって、まだ落ち着いてる年中の時期に動き出しておくことで心身ともに余裕を持って進められるのです◎
②子どもをサポートする体制が整うのに1年近くかかる
「子どもの発達に不安があるけど、まだ相談をしていない…」というママの場合、就学に向けて保育園や療育先などのサポート体制が整うまで約1年ほどかかります。
理由としては、
✅市町村の発達相談の予約が取りづらい(数ヶ月先まで埋まっている)
✅療育先を選ぶのに時間がかかる
✅病院を受診するとなると、約1年予約待ちの状態となる
これらが挙げられます。
それに市町村の発達相談後に病院に行くとなると、1年以上かかるということ…?
と、驚かれたママも多いのではないでしょうか?
我が家の長男も、初めて市町村の発達相談を受けてから医療機関(発達外来)につながるまで、実に1年5ヶ月かかりました。(長かった…)
おまけに発達外来は、
✅児童精神科医(発達専門医)の数が少ない
✅発達外来のある病院が少ない
こういった理由から、予約が1年待ちというケースは少なくないのです。
ただ、必ずしも発達外来を受診しなければいけない、というわけではありません。
(詳しくは「発達外来は受診必須?」の記事に詳細を記しています)
市町村の発達相談を受け「支援相当」となれば、発達外来に行かずとも療育に行くことは可能◎
それでも、市町村の発達相談から療育に繋がり、就学に向けてお子さんをサポートする体制が整うまでには半年〜1年近くかかります。
こういった理由から、なるべく早く行動を始めることが重要となってきます。
③就学までの1年間の全体像が見えることで、迷いなく行動ができる
就学までの1年間、具体的にどんなことを行なっていくのかが見えることで、目先の出来事に追われず見通しを持って準備を進めていくことができます。
年長の1年間は本当に忙しいので、この1年間で行うことが見えないと目先のタスクに追われがちに。
そうすると迷って立ち止まることが増え、就学直前になり「結局何も準備できなかった!」と焦る事態に。
もちろんそれでも小学校生活はスタートできますが、
・新しい環境になかなか馴染めず、学校を休みがちになる
・お友だちとのトラブルが多発する
・先生に発達特性のことを理解してもらえない
こういった事態が起こった時に事前に準備をしていないと、迅速な対応を取ることができないのです。
逆に言えば、事前に学校の先生に特性を理解してもらえれば、お子さんへの適切なサポートに繋がり不登校やトラブルを未然に防ぐことも可能に◎
まずは、年中もしくは年長の年度が始まった段階で1年間にやるべきことの全体像を把握し、一つずつ課題をクリアしていくことが重要となります。
今すぐ始めて!簡単にできる小学校に向けた準備5選
ここからは、「今すぐやってほしい!」小学校に向けた準備を緊急度が高い順にお伝えします。
上から順に実践していただくだけで、簡単に小学校準備の土台を作ることができますので、ぜひやってみてください!
また、今回は「発達に不安があるけど、まだ何も始めていない」というママも対象にしています。
既に診断を受け療育にも通っている、という方は④から読み始めてくださいね!
①保育園や市町村の支援機関に相談する
②市町村主催の発達相談を受ける
③療育先を検討し、必要であれば通所する
④保育園・療育先と年長や就学に向けた話し合いを行う
⑤年長の1年間の予定を把握する
①【最初の一歩】保育園&市町村の支援機関に相談する
お子さんの発達や今後の就学に不安を抱えている場合、まずは保育園(幼稚園)や市町村の保健師さんに相談してください。
特に保育園や幼稚園は日頃からお子さんの様子を見ているので、発達が遅れているのか、今後どのような支援が必要になるのかをかなり把握されています。
また、保育園・保健師さんともに小学校の情報も把握しているので、就学に向けた漠然とした不安も一緒に整理することが可能に◎
「発達関連のことは色々不安だから、とりあえずネットで調べる!」
という方もいらっしゃるかと思います。
(かつての私も例に漏れずそうでした)
もちろんネットで調べるのも重要ですが、入ってきた情報を取捨選択せずなんでも入れてしまうと、結局何を信じたらいいのか分からなくなるという事態に。
(かつての私も例に漏れずそうでした)
なので、手っ取り早く情報を取り入れ混乱している頭を整理し、就学に向けた準備を始めるなら、
多くのお子さんを見てきた経験のある保育士さん・保健師さんに相談する
これが最も良い方法なのです。
まずは普段自分のお子さんを見ている保育士さん(幼稚園の先生)に相談することから始めてみてくださいね🌷
②【無料で受けられる】市町村主催の発達相談を受ける
①で相談を行ったら、地域で主催している「発達相談」を受けましょう。
(もし、発達相談を受けることに不安がある場合は「発達相談を受けるまでの葛藤」をぜひ読んでみてください🌷)
ここで発達障がいの専門家である臨床心理士さんに見てもらうことで、お子さんにどんな特性があるか、今後どのような支援方針で進んでいくのかが見えてきます。
(発達相談の内容については「発達相談までの流れ!内容について」の記事をご覧ください)
ちなみに①で保育園や保健師さんに相談すると「発達相談」を紹介されるケースがほとんど。
保育士さんは子どもに関するプロではあっても、「発達障がい」に関するプロではないため、具体的にどんな支援を行なったらいいのかまでは把握できていないからです。
だからといって「①保育園に相談する」過程は飛ばさないでください。
相談することで発達相談の場に一緒に来ていただき様子を見てもらうこともできますし、臨床心理士さん・保健師さんを含め一緒にお子さんへの支援を考えてもらうことができます。
①保育園に相談→②発達相談を受ける
この流れを守り、発達相談を受けてくださいね。
なお注意点としては、「発達相談は2〜3ヶ月待ちが当たり前である」ということ。
保育園に相談したら、なるべく早く予約をし、発達相談を受けてくださいね!
③【療育どうする?】必要であれば検討&通所する
市町村主催の発達相談を受けると、臨床心理士さんから療育の話が出るケースが多いです。
話を聞き「通わせようかな」と思われた方は、早速療育先の検討&見学を行なってください。
(「療育に通うまで、具体的にどんな手続きを踏めばいいの?」と悩まれた方は、「何から始める?療育に通うまで」の記事をぜひ読んでみてください◎)
実はここもスピード勝負。
療育は急がなくてもたくさんあるでしょ…
と思いましたか?
実は療育こそ急がないと就学への準備が遅れてしまうのです。
なぜなら、
✅ライフスタイルにあう療育先を見つけるのに苦戦する
✅なるべく早く療育先にもお子さんの様子を把握してもらうことで、専門家の目線を入れることができ、就学へのサポートをより強固なものにできる
こういった理由があるから。
療育先もたくさんありますが、施設によって
・午前中のみの開所
・送迎がないので両親が送り迎えをする
・夕方まで開所している施設は人気なため、枠が空いていない
こういった特徴があるので、すぐに通所先を決めるということがなかなか難しい状況にあります。
よって、療育へ通所させることを決めたら、即動き出すことが重要!
療育への通所を悩まれている方は以下の記事を読み、迷ったらぜひ保育園や保健師さんに相談してみてくださいね🌷

④【三者面談でサポート力アップ!】保育園・療育先と年長や就学に向けた話し合いを行う
実際に療育に通い、療育先でもお子さんの様子が把握できるようになったら、就学に向けた話を行いましょう。
オススメの時期は、年中の終わりから〜年長の始め頃。
この頃になると、市町村の「就学前相談」の日程も出始めるので、年間の活動計画を立てやすくなります◎
(就学前相談:発達に特性がある子を対象に、小学校の先生や教育委員会の方と就学に向けた相談を行う場)
相談内容としては、就学に向けて抱えている不安を整理する、といったことがメインとなりますが、以下の内容も三者で擦り合わせておくと◎
✅普通級、特別支援学級、特別支援学校、どこを中心に検討していきたいか(現段階で)
✅年長の1年間に行うこと(学校見学、就学相談など)を検討する
これらを行なっておくことで、よりスムーズに⑤年長の1年間の予定を把握するにつなげていくことができます。
次がいよいよラスト…!
年長の始めまでに⑤まで行なっておけば、安心して本格的な就学準備を迎えられますので、最後まで一緒にやり抜きましょう🔥
発達障がい児ママ、ファイト!!
⑤【スケジュールで見える化】年長の1年間の予定を把握する
保育園や療育先との話し合いを踏まえ、年長の1年間の予定を把握しましょう。
出来ればカレンダーや手帳に書き、見える化するのがオススメ◎
この1年にやるべきことの全体像が把握できれば、見通しを持って行動できるので、「今はいったい何をすればいいんだろう」と悩むことがなくなります。
具体的にスケジュールに落としておくと良い予定は、
✅学校見学(適宜)
✅市町村主催の教育相談
✅市町村主催の発達相談
✅就学時検診(誕生日付近に行われる)
この辺りが把握できれば十分かと思いますが、④保育園・療育先と話し合いを行なった結果を鑑み、微調整してみてくださいね。
ここまで行なっておけば年長に向けて良いスタートが切れるとともに、就学準備の土台を固めることができます✨
ここまでみなさま本当にお疲れ様でした!
私が年長の1年間で行う行動計画についてはこちら
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。
先ほど「お疲れ様でした」と言っておきながら恐縮なのですが、就学準備はまだまだ続きます😂
お子さんが小学校に上がった際に良いサポートを受けられるようにするためには、年長の1年間が勝負。
この1年間でさらに就学準備を進める必要があるのです。
しかし、この記事を読んで年長の始め頃までに土台を固められたら大丈夫!
安心して年長の1年間、そして小学校生活を迎えることができます✨
私もこれから「⑤年間計画を把握する」を行う予定。
必要に応じて、もう一度保育園・療育との三者面談も実施したいと考えております。
まずは、保育園の先生や保健師さんに声をかけてみるところから始めてみてください🌷
その一歩が、大きな安心につながります。
最後までお読みいただきありがとうござました。