在宅ワーク

「もう無理!」発達障がい児の育児と仕事の両立に限界を感じた私が在宅ワークを選んだ理由

交差点に立ち尽くす私。

道端には寝そべって暴れる長男。

「いやだ!!いきたくない!!おうちにかえる!!」

迫る出勤時間。あと5分で保育園に送らないと遅刻する。

「いい加減にして!早く行くよ!!」

焦りと同時に押し寄せる恥を押し殺し、長男の腕を引っ張る。

「いーやーーだーーー!!」

右手には暴れ続ける長男

左手にはベビーカーに乗ったキョトン顔の次男

力づくで引きずっていく毎日に嫌気が差していました。

こんにちは!

発達障がい児を育てる2児のママ、さとちえです🌷

今回は「育休復帰した私が、わずか半年で在宅ワークを選択した経緯」についてお伝えします。

この記事を読んでいる皆さまの中にも、育児と仕事の日々に疲れ、悩まれている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

私も長く仕事と育児の両立や働き方について悩んできました。

「保育園にいきたくない!」とぐずる長男を引きずっていく毎日。

会社に着く頃にはHPゼロ。

でも仕事は待ってくれない。

レットブルを飲むも目を開けるのが精一杯な状態。

帰宅後にはまたまたぐずる長男を宥めつつ夕食作り。

「お風呂いやだーーー!」と泣き叫び暴れ回る様子をみてさらにHPが減り、

寝かしつけ中に私が先に力つく…

自分の時間も取れず悶々とする毎日でした。

そして発達の特性上なのか体調を崩しやすい長男は、毎週末熱を出しては保育園を休む日々。

まともに出勤できない日が続き、会社に対しての罪悪感も募っていました。

今回の記事では、このような毎日を送っていた私がどのような経緯で在宅ワークにたどり着いたのかをお伝えいたします。

みなさまが「今の働き方以外にも選択肢がある」ということを知り、前向きに考えていくことができますと幸いです🌷

身も心もボロボロな毎日…仕事、辞めようかな

長男が2歳半を過ぎた頃、徐々に癇癪が出現。

同時に登園しぶりも始まり、「保育園にいきたくない!」と泣き叫ぶことも増えていました。

朝から全力で暴れ回る長男をなんとか外に連れ出すも、保育園に行く道中でさらにヒートアップ。

危うく車に轢かれそうになったこともありました。

互いにボロボロになりながら保育園に預けても、会社に着いた途端、着信。

「癇癪がおさまらず、吐いてしまったのでお迎えお願いできますか?」

私、今日は何をしに会社に来たの?

結局頭を下げて謝って、また職場を後にするだけ。

これが私の仕事?

なんのために働いているの?

会社に謝罪し、罪悪感と苛立ちと、少しの不安を抱えながら長男を迎えに行く日々でした。

さらに追い討ちをかけるように、コロナ発生による1週間の休園。

1ヶ月のうち、2/3以上出勤できない月もありました。

次第に、働いている理由が見えなくなり「仕事辞めようかな…」と思い始めるように。

夫からの「俺一人の収入でもなんとか生活できるから、辞めてもいいよ」の言葉に背中を押され、退職に気持ちが傾いていました。

そんな時、次男を妊娠。

辞める気満々だった私ですが、次男出産後の経済的な不安も少ながらずあったので、

「今すぐ辞めなくても、育休中に考えてもいいかな…」

そう思うようになり、育休まで仕事を継続しました。

育休中に見つけた「在宅で働く」という選択肢

その後、私のお腹が大きくなるにつれ、長男の癇癪もパワーアップ。

勢い余って長男の足がお腹に当たることも。

毎日不安を抱えながら過ごしていましたが、無事元気な次男を出産。

産休・育休に入りました。

「これで出勤のストレスから解放される!」

そう思ったのも束の間、私が家にいることで

「なんでママお仕事いかないのに、〇〇は保育園に行くの?!」

という新たな癇癪の種を作ってしまったのです。

何度説明しても理解してもらえず…

新しい保育園に転園となったタイミングでもあり、長く登園しぶりが続くことになります。
(詳細については、「発達障がい児の育児がつらい。ダメなママだと責めた私が変われた理由」をご覧ください)

育休中でも会社員時代と変わらず、本人を引きずって保育園に連れていく毎日。

夏を迎えても慣らし保育が進まず、午前中の3時間もいることができない現状。

来年から育休復帰できるの?

やっぱり仕事を辞めないといけないの?

そのような思いに駆られることも多くなりました。

それでも働くことを諦めたくなかった私。

収入面も理由の一つですが、育休を通して「社会とのつながりを感じたい」「自分は働くことで充実感を得られる」という働く目的をより強く感じたからです。

しかし、このような状況で育休が明けても、また疲労困憊する未来が見えている…

おまけに二人育児になるので、想像を絶する大変さが待ち受けていることは確実…

考えただけで泣きたくなる、そんな現状でした。

そんな時にInstagramで目にした「在宅ワーク」に関する投稿。

当時、在宅ワークと言えばアフィリエイトのイメージしかなかった私は、その投稿を見て驚きます。

在宅ワークといっても、その種類、分野、形態はさまざまである

この事実を知ってから、途端に在宅ワークへの興味が強くなりました。
(在宅ワークの種類についてはこちらの記事で詳しく紹介します)

特に私が惹かれたのは、企業や個人事業主の業務を一部請け負い「業務提携」という形で働く働き方です。

事務作業を行う「事務代行」や、Instagram等のSNSを代わりに運用する「SNS運用代行」などが含まれます💡

さらにほかの在宅ワークに関する投稿を見ると、以下の内容を知ることができました。

「自分の好きな時間・好きな場所で働くことができるので、家族との時間も確保できる」

「会社に出社せず、完全リモートで業務を行うことができる」

「未経験・スキルなしでも、実践を積みながらスキルを磨くことができる」

こんな魅力的な働き方、ほかにはないんじゃないか!
今の自分にはぴったりな働き方じゃないか!

どんどんどんどん、気持ちが昂っていくのが分かりました。

オンラインスクールとの出会い。

毎日目を見開き貪るように検索していると、「在宅ワークに関する無料相談会開催!」という投稿を見かけます。

それが、現在私が所属している「リモラボ」というオンラインスクールが開催した相談会でした。

リモラボ:自由な働き方を実現するための女性専用のオンラインスクール。
詳細については【公式】リモラボのホームページをご確認ください。

在宅ワークへの思いが高まっていた私は、「無料だし、話だけでも聞いてみようかな」という軽い気持ちで参加。

結果、みるみるうちに在宅ワークとリモラボへの思いが最高点に達し、その日のうちに入会を決めたのです!

それはなぜか。

・在宅ワークであれば、長男が朝に癇癪を起こしても気持ちに余裕を持って対応できる

・子どもたちが体調を崩しても、誰にも罪悪感を感じることなく子どもたちに寄り添える

・「働くことが好き」という気持ちを諦めなくていい!

相談会での話を聞く中で、そう感じることができたからです。

こうして私は、

「半年後までに在宅ワークの案件を獲得し、現在の仕事を辞める!」

という目標のもと、リモラボで在宅ワークへの学びを深めていく決意をしました。

育休復帰。疲労困憊な日々が続く…

その後育休復帰をしますが、予想外にバタバタな毎日が続きます。

私が出勤するようになったことで、これまでよりも早い時間に家を出ることになったのですが、

ルーティーンを崩されることが苦手な長男は、案の定大暴れ。

「なんで8時30分じゃないの?!」
(育休中は8:30に家を出ていた)

「いやだ!いきたくない!!」

一向に落ち着きを見せない長男を無理やり連れ出すも、道中でさらにヒートアップ。

「いーやーーだーーー!!」

焦る私は、周りの目もお構いなしに長男を半ば引きずる形で保育園に連れていく毎日でした。

また、次男にも問題が起きていました。

生後3ヶ月でRSウイルスにかかったことが一因となり、酷い喘息持ちになっていたのです。

頻繁に風邪をひいては、咳が酷くなり入退院を繰り返す。

1日2回の服薬とフルタイド吸入(※)が手放せない毎日になりました。
(※気管支喘息の治療に使われる吸入ステロイド薬。気道の炎症を抑え、発作や症状が出にくい状態を維持する長期管理薬として使用される。)

このまま復帰して大丈夫なのだろうか…

不安が強くなっていた私ですが、主治医からの「喘息持っていても、みんな保育園に通って元気にしているから、復帰しても大丈夫ですよ」という言葉に背中を押され、復帰することにしました。

が、やはり風邪を引きやすく頻繁に保育園を休む事態に。

長男の癇癪で何度も会社に遅刻する

次男の体調不良で早退&欠勤が続く

このような毎日に体力もメンタルも削られ、イライラが募っていきます。

ついには「いい加減にして!」と矛先が家族に向かい、毎日私の怒鳴り声が響く。

もう限界…仕事は続けられない…

仕事を休み続ける罪悪感、私がイライラすることで起こる家庭不和。

これらの状況に耐えられなくなった私は、仕事を辞め、在宅ワークへの道を進む決断をしました。

始まった在宅ワーク生活。自分にピッタリな働き方だった!

決断をしたものの、何度も「本当に在宅ワークでいいのか」「会社員と異なり、不安定な収入でストレスを感じないのか」「そもそも私にできるのか」と不安になっていました。

その度に、私が感じているストレスや家庭状況を振り返り「現状のままではいけない」と奮い立たせ、

勢いそのままに在宅ワークの案件に応募する毎日。

そして会社に退職を申し出、引き継ぎ作業に入っていた頃、ついに在宅ワークの案件が決まりました。

今でも携わっている事務代行業務の案件です。

採用の連絡が来たときは、

「これでストレスフリーに働ける!」

「子どもたちの癇癪や体調不良に振り回されなくなる!」

ととても喜んだことを覚えています。

こうして会社を退職し、始まった在宅ワーク生活。

想像以上にストレスフリーで快適でした✨

☑︎朝に長男の癇癪が起こっても、時間に余裕があるので落ち着いて対応できる
☑︎好きな時間に場所を選ばず作業ができる
☑︎地味にストレスだった人間関係の煩わしさがなくなった
☑︎自分のペースで仕事を進められるので、子どもたちが体調不良でも心置きなく寄り添える
☑︎誰にも罪悪感を感じなくてよい
☑︎私がイライラしない&子どもとの時間が増えたことで、長男の癇癪の頻度が減った

パッと思いつく限りでも、6個ものメリットを感じております!

在宅ワークなら、キャリアを諦めずに働き続けられるかもしれない

やっと私に合う働き方を見つけられた!

そう思えた瞬間でした。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございます。

私は長男の発達障がいをきっかけに働き方を見直しました。

出勤前に癇癪を起こされ遅刻する毎日。

子どもたちの体調不良が続き、欠勤が続く日々。

会社への罪悪感からストレスが溜まり、家族に当たり散らす自分に自己嫌悪を感じる日々。

「こんな毎日におさらばしたい!」

そう思い、在宅ワークの道を選びました。

結果、現在では先ほどの悩みから解放され、毎日生き生きと働くことができています!

そして子どもたちとの時間も確保でき、心なしか長男の癇癪も頻度が減ってきております。

ママの笑顔が増えたことで、家族の笑顔も戻ってきました。

もし、この記事を読んでくださった方の中で「在宅ワーク、気になる…」という方がいらっしゃいましたら、「何から始める?忙しいママでもすぐに出来る在宅ワークの始め方ガイド」こちらの記事をぜひ読んでみてください。

毎日頑張るママやお子さんの笑顔が続くことを願ってやみません。

最後までお読みいただきありがとうございました!