こんにちは!さとちえです🌷
発達障がいの息子を育てる2児のママです。
私は長男の特性に気づいてから、長く孤独を感じていました。
☑︎相談しても「大丈夫だよ」と言われて終わる
☑︎長男の癇癪は酷いので、ママ友と遊ぶのが怖くなった
☑︎「この子のために頑張らないと…」と思うほど孤立していく
それでも周りの人を頼ることができず、「私の育て方が悪いのではないか…」と自分を責めてしまう。
みなさんの中にも、このように感じ悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな私でしたが、最近では孤独感に打ち勝ち、さまざまな方々にサポートいただきながら長男と向き合うことができるようになりました。
今回の記事では、私が孤独を感じていた頃を振り返りながら、どのようにして乗り越えてきたかをお伝えさせていただきます。
少しでも気持ちが楽になるヒントが見つかりますと幸いです🌷
長い孤独期間。どんどん殻に閉じこもっていく
私には長男が0歳の頃に仲良くなった、3人のママ友がいました。
コロナ禍であったため、家に集まるなどはできませんでしたが、よく一緒に公園や児童館に行って遊んでいました。
しかし2歳になる頃、段々と癇癪が見え始めていた長男は、これまで仲良く遊んでいたお友だちの前でも大声で泣き喚くようになっていました。
順番を守れず、公園の遊具や児童館のおもちゃの使用権をめぐって揉めることも。
何度も長男に「順番を守って」と伝えますが、火に油を注ぐ事態に。
結局癇癪がヒートアップし、暴れる長男を抱えながらママ友に謝る日々が続きました。
そして気づけばママ友グループとの連絡が減り、公園や児童館で会う機会も減少していたのです。
そんなある日。
「最近会わないな…もしかして避けられてる?」と感じていた頃、ショッピングモールでママ友3人が私たち抜きで遊んでいるところを見かけます。
楽しそうに話す3人を見て、言葉にならない感情がいっきに押し寄せてきました。
「あ…やっぱり私たち、もうこの輪の中にいないんだ…」
長男はお友だちを見つけ「遊びたい」と駆け寄りますが、「もう帰るよ」と引き留め帰宅。
悲しくて悔しくて、そしてちょっとどこかで長男を恨む気持ちが生まれている自分に気づき、泣きながらバスに揺られていました。
この出来事を契機に、私はどんどん殻に閉じこもっていきます。
「癇癪を起こす子とは、誰も一緒に遊びたくないよね」
「公園に行ったり外出したりしたいのに、簡単にできない」
「ママ友ほしい…誰かと育児の話をしたい…でも誰もいない」
まだ診断を受ける前でしたが、私たちの周りからはすでに親子が消えていました。
診断後、さらに強まる孤独。「誰も分かってくれない」
3歳半すぎ、「アスペルガー症候群の疑いあり」との診断を受けます。
診断結果を夫含め、自分の両親と義実家に伝えますが、皆返ってくる答えは同じ。
「見た目には普通だけどね。癇癪だってみんなあるし、そんなに酷いと思わないけどな」
診断結果を受け入れたくない、という思いが強いのだと思いますが、「普通」「癇癪もみんなある」という言葉に、私は違和感を覚えました。
「じゃあ、ここまで苦労している私はなんなの?」
「ママ友まで失った、私の辛さをみんなも経験しているっていうの?」
誰にも自分の辛さを分かってもらえないという孤独感が、どんどん私を追い詰めていきました。
そして、保育園の先生を始めとする外部との関わりを完全にシャットアウトするように。
(※保育園とのいざこざについては、「ダメなママと責めていた私へー変わると決めたら、すべてが動き出した」の記事内でお話ししています)
心配してくれていた保健師さん(※長男の発達の相談に乗ってもらっていた)からの連絡も無視するようになっていました。
きっかけはSNS:孤独期間に光が見える
3年に及ぶ孤独な期間でしたが、ついに終わりが見え始めます。
きっかけは、長男が運動会で生き生きとしている様子を見たこと。
(※詳細は、先ほど紹介した「ダメなママと責めていた私へ」の記事に書いております)
「自分がモヤモヤしている期間に、長男は成長していたんだ」ということに気づいた私は、
「自分も何か小さいことから始めよう!」
そう思ったのです。
そこで始めたのは、「SNSでのリサーチ」と「読書」。
SNSでのリサーチの目的:InstagramとYouTubeを使って、発達障がい児を育てるママと繋がる、発達障がい児の育児のリアルを知る
読書の目的:発達障がいに関する知識を習得する
これらを行う中でだんだんと、「悩んでいるのは私だけではない」との思いが出始めます。
多くのママが、やはり私と同じように友だちと疎遠になり孤独を感じていました。
しかしそのような状況でも、障がい児の集まりに参加する、療育先でのコミュニティに参加し、ママ友を作るなど、お子さんと向き合い前向きに行動している方がたくさんいたのです。
「私もまだ、諦めずにできることがあるかもしれない」
そのように感じていた頃、背中を押してくれる出来事がありました。
発達障がい児を育てている発信者が行う、インスタライブに参加した時のことです。
質問を募集していたので私も一つ、投げかけてみました。
「ママ友とも保育園とも上手くいかず、孤立しています」
今思えば質問というよりコメントなのですが、それでもその発信者さんは拾ってくれ、回答してくれました。
「分かる。私もずっと寂しかったし、なんで私だけなんやろ、って何度も思った」
「でも、保育園の先生は諦めたらあかんと思う。先生たちも結構心配しとるし、常に子どものことばっか考えとる。問題を解決したいと思ってくれてる」
今でも鮮明に覚えているほど、心にガツンと響きました。
(その方のInstagram:えぬくん、YouTube:えぬくんちゃんねる)
体験している方からの言葉には重みがあり納得感もあったので、次第に
「私も保育園に相談したら、状況が変わるかもしれない」
「孤独感から解放されるかもしれない」
そのような思いになっていました。
孤独期間終了。助けてくれたのは先生とママ友だった
ついに私は動き出す決心をし、保育園に相談をします。
(※保育園との詳細については「ダメなママと責めていた私へ」の記事に記載しています)
相談すると先生からは「もっと周りを頼ってね」「何でも相談してください」とのお言葉が。
それを聞いた私は、全身のこわばっていた筋肉がいっきにほぐれていく感覚になりました。
同時に「誰かに相談していいんだ」「周りを頼っていいんだ」という気持ちが芽生えるように◎
「誰も信用できない」「誰も頼れない」と考えていた私に、一筋の光が見え始めました。
相談以来、私の雰囲気に変化があったからか、登園のたびに先生方が、「ママ大丈夫ですか?」「最近の長男くんは〇〇ができるようになって」など声かけてくれるように◎
さまざまな先生と話すうちに、孤独感もだんだん和らいでいました。
そのような日々を過ごす中、長男と同じクラスのママが声をかけてくれます。
「私の子も療育に通っているんです」
色々な先生と話す様子を見て、長男が療育に通っていることを知ってくれていたようで、「一度話したかったんです」と話しかけてくれました。
そこからはもう、お互い話が止まらない、止まらない…!
場所を移してからも延々と話し続けていました。
また、子ども同士もすぐに打ち解け、帰り際には「バイバイしたくないーーー!!!」と2人で癇癪を起こしていました笑
私も久々に子ども以外の話をすることができたので、とても充実した気分になっていました。
「ひとりじゃないんだ」
そう思え、安心した時間となりました。
最後に
ここまでお読みくださりありがとうございます!
その後、他のママとも話をする機会が増えたことで、私の孤独感はかなり軽減されております。
話しかけてくれたママ友とは今でも交流が続いており、近いうちに「旅行に挑戦しよう!」と計画を練っているところです🚅
それでもたまに通常に発達している子をみると、黒い孤独感に襲われることもあります。
以前と異なるのは、「自分の殻に閉じこもる前に誰かに頼る」ということ。
療育に通っているママに聞いてもらう、保育園の先生に相談する、(時に夫にも聞いてもらう)
これらの方法を行うことで、「自分はひとりじゃない」と思え、前に進むことができています◎
孤独を感じるということは、それだけ真剣にお子さんと向き合っているからこそだと思います。
同じ悩みを抱えているママは、視野を広げてみてみると本当にたくさんいます。
一人で抱え込まず、保育園のママや先生、SNSにも仲間はたくさんいるので、ぜひ相談をしてみてください。
みなさんの孤独感が和らぎ、お子さんと良い方向に進んでいくことを願ってやみません。
最後までお読みいただきありがとうございました!